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タイムレーキの様々な払い方

どうも、リッチです!

今回はタイムレーキの様々な払い方ついて解説します。

タイムレーキの払い方はレートやゲームの種類によって異なります。


そもそもタイムレーキとは?

ライブポーカーにおいてレーキの払い方は大まかに分けると二通りあります。

それは通常のレーキタイムレーキです。

低レートでよく採用される方法が通常のレーキです。

アメリカだと$5〜7くらいの固定の額をディーラーがポットから取るのが一般的ですが海外ではポットの5%や10%などとポットの大きさに応じてレーキを取るのが主流です。

タイムレーキは一定の時間ごとに各プレイヤーが固定のレーキを払います。

基本的にタイムレーキはディーラーが交代する時に行います。

ディーラーが交代する時間はポーカールームによって異なりますが30分が最も一般的です。

タイムレーキは高めのレートでよく採用されるレーキ方法です。



ではこのタイムレーキを行う方法が様々なのでそれらを一つづつ紹介していきます。


通常のタイムレーキ


ディーラーが交代して最初のハンドを配る前にプレイヤー全員がレーキを払います。

レーキの額はレートによって異なります。

参考までにベラージオだと5/10NLHE($7/player)や20/40LHE($6/player)などといった中レートのゲームがデフォルトでこの方法でレーキを払っています。



この方法は最もオーソドックスで一見無駄がないように思えますが一つだけデメリットがあります。

それはあらゆるタイムレーキの払い方の中でこれが最も時間がかかる方法である事です。

そこで発案された新しいタイムレーキの払い方がタイムポットです。


タイムポット


ディーラーが交代して最初に配るハンドを勝った人が全員のレーキを払います。

これだと通常のタイムレーキと違ってディーラーがレーキを集める際、タイムロスが生じません。

尚、ポットに最低でもプレイヤー全員分のレーキの額が入ってないといけないのでブラインドがそこそこ大きいレートじゃないとこの方法は成立しません。

なのでベラージオではボビーズルームのみがこの方法でレーキを払っています。



この方法は実に効率的に見えますが一つだけ明確なデメリットがあります。

誰でもレーキを払うのは嫌なので交代したディーラーが配る一番最初のハンドは通常よりタイトにプレイしがちになります。

よってゲームの質が劣化してしまうのです。

そこで発案された新しいタイムレーキの払い方がタイムフロップです。


タイムフロップ


ディーラーが交代して最初に配るハンドのフロップのカードが誰が全員分のレーキを払うかを決めます。

例えばフロップが24Kだとします。

フロップの一番左側のカード、つまり2が席2番を表すので席2番に座っている人が全員分のレーキを払います。

仮に2番が空席だった場合、次のカードである4、つまり席4番の人が払います。

4番も空席だった場合、キングは席番号を表さないカードなので次はターンのカードで決めます。ターンもダメならリバーで決めます。



この方法の最大のメリットはレーキを払う人が完全にランダムで指定され、尚且つタイムフロップとは違いゲームの質を一切左右しない事にあります。

ベラージオでは10/20NLHE($8/player)や25/50PLO($9/player)でこのレーキ方法がデフォルトで採用されています。



さて、通常のタイムレーキ→タイムポット→タイムフロップと進化を遂げたタイムレーキの払い方ですがここで一つの問題が浮上します。

2-7やBadugi等といったドロー系のゲームにはそもそもフロップがありません。

そこでこれらのゲームの為に発案された新しいタイムレーキの払い方がタイムスタブです。


タイムスタブ


ディーラーが交代して、最初のハンドが配り終わった後、スタブの一番上のカードが誰が全員分のレーキを払うかを決める。

因みにスタブとはデッキの未使用カードの事です。

ホールデムなんかでもディーラーがリバーを出した後、デッキを置いてバッて広げますよね。あれです。

ハンドが終わった後、ディーラーがそのスタブの一番上のカードをめくってそのカードが仮にAだった場合、席1番が全員のレーキを払います。



この方法もタイムフロップ同様全員分のレーキを払うプレイヤーが完全にランダムに決められるのでフェアで効率的です。


最後ににスタッド系は一番最初のアップカードが誰が全員分のレーキを払うかを表します。

レーキを買


大抵のプレイヤーは「一人が全員分のレーキを払う」というアイディアに賛同しますが中には「運悪く自分が何回も全員分のレーキ払わされる羽目になったら嫌だな・・・」と言って拒む人もいます。

そういったプレイヤーは事前に自分のレーキを払ってタイムフロップやタイムスタブから抜ける事が出来ます。

そして中にはそういったプレイヤーのレーキを買うギャンブル好きなプレイヤーもいます。

これはどういう意味かというと例えば席2番と3番がタイムフロップから抜けたいと主張して自分らのレーキを払おうとします。

そこで席1番のプレイヤーが2番と3番のレーキをもらいます(買う)。

そしてディーラーがタイムフロップして最初のカードがA/2/3のいずれかだと1番の人がテーブル全員分のレーキを払います。

でも1/2/3以外が払う事になったら1番の人は2番と3番から買ったレーキの分だけ得したことになります。


最後に

タイムレーキを払うプレイヤーは時間にお金を払っているわけなのでタイムロスに関してものすごく敏感である事が多いです。

だからこそ1秒でも早くレーキ作業が済む様、タイムポットやタイムフロップ等といった方法が生まれました。

そしてレーキを払う方法はカジノ側からしたら正直何でもいいんです。

プレイヤーがどんな方法でレーキを払おうとカジノ側が得る利益は変わらないからです。



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